ワーニャ伯父さん


SIS company inc. Web / produce / シス・カンパニー公演 ワーニャ伯父さん

 

先日お誘いいただき見に行ってきた。

舞台はなんとなく見に行きたい欲が薄いのはなんでだろう、と思ったら、舞台独特の舞台っぽい言い回しが苦手なんだなー、と自分の気持ちを初めて言語化することができた。

 

宮沢りえは同じ生き物とはおもえないくらい、夢のように綺麗だった。

あの小さい顔、大きい瞳、細い腰。惹かれて見入ってしまった。

あんな人と、二人っきりになれたら、夢中にならずにはいられないだろう。

 

黒木華の役で、みんな私の中の顔を誉めずに、髪の毛が綺麗というのよ、というセリフがあった。

観客席に笑いが起きてたけれども、私は全く笑えなかった。

顔のことを誉められなかった経験がなければ、あの胸をぎゅっと握りつぶされるような気持ちはわからないのだろうな。

 

最後は、あの縛られるような生活から解放されて、スッキリするのかと思ってたが、彼らはそんな道は歩めなかったのだろうか。

誰かの養分になるような生活。私はそんな道は歩みたくない。